佐沼高校生が大学受験する時の問題!私立大学?国公立大学?
高校生にとって、私立大学と国公立大学の進路選びは非常に悩ましい問題です。
特に偏差値50前後の生徒にとっては、どちらの道を選ぶべきか迷う場面が多いのではないでしょうか。
学費や入試の難易度、受験科目の違いなど、考慮すべきポイントは多岐にわたります。
私立大学と国公立大学の選択について、メリットとデメリットを整理し、どちらを選ぶべきかのヒントを提供します。
やはり最後は自分で責任を持って決めるんじゃ。
佐沼高校に通う理系の男子生徒A君
偏差値は英語50前後。数学は苦手で45前後。理科、社会は40前後。数字的にはかなり厳しい状況。
彼は最初、「金銭面を考えて国公立大学に行きたい」と考えていました。
しかし、勉強を進めるにつれて、その道がどれだけ厳しいかを痛感することになります。
「安いから国公立って思っていたけど、実際はあまくないな~」
勉強すると国公立大学を受験することの難しさに気づく生徒は非常に多いです。
【国公立大学の魅力と現実】
国公立大学の魅力は、学費の安さと設備の充実にあります。
1年あたりの学費は私立大学に比べて大幅に安く、家計にとって非常に魅力的です。
また、国公立大学は研究設備やキャンパスの環境が充実しており、学習環境としても優れています。
しかし、しかしなんです。そうです。現実は非常に厳しいものです。
国公立大学を目指す場合、まずは共通テスト(6教科8科目)で最低でも60%以上を取る必要があります。
A君のように偏差値50前後の生徒にとって、6教科8科目でどんなに頑張っても50%くらい。
高得点を取ることは相当な負担となるでしょう。
特に数学や英語で安定した成績を維持するのは簡単ではありません。
さらに、二次試験の対策も行わなければいけません。二次試験では記述式問題が中心となり、論理的思考力が求められます。
国公立受験者に求められることは、
短期間で合格力を身に付けるのは大変。、国公立大学を目指す生徒には長期的な学習計画が必須です。
【私立大学という選択肢】
一方で、私立大学は学費が高い点が懸念されるものの、最近では奨学金や学費減免制度が充実してきています。
また、私立大学の場合、志望学部を絞り込むことで、特定の教科に集中して勉強ができるのが大きな強みです。
たとえば、英語・数学・選択科目の3教科に力を入れることで、私立大学の入試には十分対応できます。
A君のような偏差値50前後の生徒でも、出題傾向に合わせた対策を行うことで、合格のチャンスが広がります。
さらに、私立大学のもう一つの利点として、共通テスト利用型の入試を導入している大学が多いことが挙げられます。
ただ共通テストの内容と私立大学の試験問題が全く違う可能性もあるので安易に共通テスト利用に飛びつくのは危険です。
佐沼高校生が陥るわな
最悪なシナリオ
最悪なシナリオは、国公立大学を目指し、失敗したら私立大学を受験しようという安易な考えで両方に失敗することです。
特に偏差値50前後の生徒が多い佐沼高校生はこの罠に陥りがちです。
国公立の対策を行い6教科8科目勉強して、さらに私立大学の勉強をする。
結果的に全体的な受験対策が甘くなり、両方の試験で不合格になる生徒が多いのは事実です。
そのため第1志望の国公立もだめ。第2志望の私立もダメ。
うわ~最悪なシナリオですね。
そのため、偏差値がある程度高い場合(偏差値60以上の学力)には国公立と私立を併願するのも有効ですが、偏差値50を下回っている場合は、私立大学に絞って勉強する方が得策と言えるかもしれません。
共通テスト利用の罠
共通テスト利用入試は一見便利なように思えますが、実際にはかなりの高得点を取らなければ合格できません。
また、共通テストの出題形式と私立大学の出題形式は異なることが多く、その結果、共通テストと私立大学の対策がそれぞれ必要になり、余計に負担が増えてしまう危険性があります。
へ~そうだったんですね。英語とか数学なら全く同じだと思っていました。
いやいや、ちゃうぞい。共通テストは共通テストの対策を立てなければいけない。
私立大学は私立大学の対策を立てなければいかんのじゃ。
だから例えば共通テストの英語を勉強したとしても、私立大学の問題を全く違い、また対策を立てなければいけないことはよくある話じゃ。
私は、ひたすら英語を勉強すればいいと思っていました。
勘違いしそうなんでもうちょい詳しくお話ししますね。
簡単に話すならば野球とソフトボールくらいの違いがある。全体的なルールは似ているが、実際は別の競技。
なるほど。同じように見えて結局は全く違うということですね。
したがって、無理に共通テスト利用を狙わず、あくまで「点数が取れればラッキー」程度に考え、私立大学一本に絞って対策を集中させる方が、合格の可能性を高める有効な戦略です。
佐沼高校生は私立大学と国公立大学のどちらを選ぶべきか?
A君のように偏差値50前後の生徒にとって、国公立大学への挑戦は困難に感じるかもしれません。
かなり厳しいことを言ってきましたが、それでも頑張って合格する!という思いがあれば合格できるかもしれません。
まずは早めに「国公立大学一本に絞る」か、「私立大学との併願を視野に入れる」か「私立大学だけにするのか」という選択を検討する必要があります。
もし国公立大学を目指すのであれば、共通テスト対策だけでなく、二次試験に向けた記述対策にもしっかりと時間を割く必要があります。
そのため、長期的な学習計画を立て、苦手科目の克服に集中することが求められます。
一方、私立大学をメインに考える場合、3教科の対策に集中することで効率的に学習を進めなければいけません。
どちらにせよ早めの行動が合格の分かれ道となってきます。
【A君への仙人からのアドバイス】
ここで、ドS受験仙人が登場します。
受験仙人:
「お前はまだ甘い、このバカモノ!国公立大学に行きたいと言うのは勝手だが、学力が伴っていなければ話にならん。
まずは自分の実力を知れ!もし国公立大学を本気で目指すなら、今すぐにでも長期的な計画を立て、共通テスト対策に取り掛かれ。
だが、もし私立大学も視野に入れるなら、早めに志望校の過去問を解き、3教科に集中しろ!」
A君:「でも、どっちがいいのか本当に悩んでいて…」
受験仙人:「悩む暇があったら行動しろ、このバカモノ!国公立大学が難しいと感じるなら、私立大学に切り替えるのも一つの戦略だ。
無理に背伸びして全てに挑むのではなく、できる範囲で確実に勝利を掴め!」
【まとめ】
私立大学と国公立大学の選択は、A君のような生徒にとって非常に悩ましいものです。
国公立大学は学費面でのメリットが大きい一方で、入試の難易度が高く、偏差値50前後の生徒にとってはハードルが高いです。
一方、私立大学は学費が高いものの、3教科に集中して対策が立てやすくなります。
いずれにせよ、やはり早めの行動と計画的な学習が重要です。
自分に合った受験戦略を見つけ、確実に合格を勝ち取るために、しっかりと対策を進めていきましょう。
終わりに
私立大学と国公立大学、それぞれに魅力と難しさがあります。
大切なのは、自分の目指す将来と、今の自分の学力、そしてどれだけの努力を積み重ねられるかを見極めることです。
どちらの選択肢を選ぶにせよ、重要なのは早めの準備と計画的な学習です。
自分に合った進路をしっかりと見つけ、未来に向かって前向きに進んでいきましょう。