登米市のとある塾の受験生は今、人生かけてに戦っています。

受験生たちの戦い 〜本気になる瞬間の美しさ〜

ロックブックゼミでは、今日も生徒たちが机に向かい、ひたむきにペンを走らせています。
大学合格を目指す高校生、そして高校合格を目指す中学3年生。

彼らはそれぞれの夢を胸に、人生で初めてともいえる「本気の勉強」に取り組んでいます。

でも、もしかすると、こう思う人がいるかもしれません。

「高校入試なんて倍率割れしてるし、そこまで勉強しなくてもいいんじゃない?」
「大学受験だって推薦で受かれば簡単じゃん」

確かに、数字だけを見ればそう思えるかもしれない。
でも、僕は断言します。

「そんなことを言っているうちは、一生何かに本気になることはできない。」

たとえ周りから「そんなに頑張らなくてもいいんじゃない?」と言われても、
自分自身のために努力すること。
受験という壁に本気で向き合い、必死になって勉強すること。
その経験こそが、これからの人生を支える力になるのです。

中学生になり初めて挑む「本気の戦い」

これまでの環境の中で、残念ながら彼らは勉強に本気で向き合う機会が少なかったと思います。
しかし、今、彼らは違います。

初めて受験という「とても高い壁」にぶつかり、人生をかけるような覚悟で机に向かっています。

学校が終わるとすぐに塾へ直行し、授業が始まる時間まで黙々と勉強する。塾が開いている限り、そこに居続ける生徒もいる。

今まで勉強習慣がなかった生徒が、これほどまでに努力している姿を見ると、胸が熱くなります。

時々、厳しい言葉と現実を考えさせながら、何度も心の中では「がんばれ!大丈夫だ!」と思っています。

それでも受験では、「伸び悩み」が訪れる。

彼らの努力は、確実に結果に結びついています。しかし、勉強とは不思議なもので、必ずしも一直線に成績が伸びるわけではありません。

最初は右肩上がりに成績が伸びていた生徒も、ある時期を境に停滞し、時には下がることもあります。

「こんなに頑張っているのに、どうして伸びないんだ……」

そんな壁にぶつかり、悩む生徒もいます。やるせなさに涙を流す生徒もいます。

でも、ここで諦めるかどうかが、本当の分かれ道です。

僕は、悩んでいる生徒には必ず声をかけます。

「どこでつまずいているのか、一人で悩む必要はないよ。一緒に考えよう」

焦りや不安で冷静になれないときこそ、自分自身を見つめ直すことが大切です。点数が伸びなかった理由は必ずあります。
その原因を一つずつ潰していけば、必ずまた成績は上がります。

だからこそ、生徒と一緒に問題を分析し、改善策を考え、次に向けて新たな一歩を踏み出していきますこの過程で困難にぶつかったと、、その壁を打ち破る力を身につけることができることこそ、本当の「受験勉強」良さなのだと思います。

受験を通じて本気になれる瞬間は人生の宝物になる

登米市という環境では、今まで「何時間も勉強する」という経験がなかった生徒も多いのが現実です。しかし、今この塾にいる生徒たちは違います。

彼らは、全員学力がもともと高かったのかというとそうではありません。そのため、1年生、2年生で学習した内容を全く理解できていない生徒もいました。

自分の将来を本気で考え、夢を叶えるために、毎日勉強に全力を注いでいます。

そんな彼らの姿を見ていると、改めて思います。

「この塾を開いて、本当に良かった」

生徒は、時に迷いながらも、つらいときも負けずに進んでいます。その姿に、僕自身が何度も勇気をもらっています。

合格発表の日、彼らが笑顔で報告に来る日を想像すると、胸が熱くなります。でも、僕が一番願うのは、合格の瞬間だけではありません。

ここで学んだ経験が、これからの人生の力になってほしい。

たとえ壁にぶつかっても、
たとえ思うようにいかないことがあっても、
これからは、自分の力で乗り越え、前へ進んでいける人になってほしい。

受験という壁に立ち向かい、人生をかけて戦っている中学生、高校生の姿は、
実に「美しい」としか言いようがありません。

彼らが今、何かに本気になれていること。
それが、どれだけ価値のあることか。

本気で何かに向き合った経験は、一生の財産になります。

だからこそ、僕は心から、生徒たちの未来が輝くことを願っています。
そして、そのために今日も、彼らとともに走り続けます。