登米市の生徒の学力は決して高くないけれども、、、
正直に書きます。今の受験生たちは、最初から順調だったわけではありません。
基礎はぐらつき、
計算は安定せず、英単語も抜け落ちる。
そもそも学習習慣が、思うようについていないという現実がありました。
「家で勉強した?」
そう聞くと、少し目をそらして
「……少しだけ、あとはスマホです。。。」と答える。正直なことは良いことです。でも、、、これではあかんですね。
焦りはある。でも行動は変わらない。
そこから、すべてが始まりました。
涙の答案用紙
模試の結果は、残酷なくらい現実を突きつけます。
点数が伸びない。
順位が上がらない。
倍率を見て、言葉を失う。
答案を見つめたまま、ぽろっと涙が落ちた日もありましたね。「もう無理かもしれない」そう口にした生徒もいます。
でもその子たちは、次の日も塾に来ました。家でも毎日勉強するようになりました。
泣いた翌日も、また塾に来ました。
赤ペンだらけのノートを握りしめ、できなかった問題を、もう一度解き直しました。
ノートはぐちゃぐちゃになっていました。
それでも、もう一度、何度も復習しました。
少しずつ、でも確実に成績は上がってきた
いままで勉強しなかった子が、
「今日は塾で自習していきます」と言うようになりました。
宿題を出せなかった子が、
「家でもやってみました」とノートを出すようになりました。
最初は10分も集中できなかった生徒が、
気づけば1時間、黙って机に向かっていました。
自分自身と戦えるようになってきました。
私が見てきた現実
私はこれまで、多くの受験生を見てきました。
努力して後悔した生徒を、私は見たことがありません。
しかし、努力しなかったことを悔やむ生徒は、何人も見てきました。
だからこそ、今、もがきながらも前を向いている姿が本当に誇らしい。
幕末の教育者
吉田松陰は、こう言いました。
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。ゆえに夢なき者に成功なし。」
この子たちは、もう“実行”しています。
完璧ではありません。
強くもありません。
すぐ弱音をはきます。
でも、自分から逃げていません。
登米市にこの塾を出していなければ
そして、もう一つ。
登米市にこの塾を出していなければ、
私はこの子たちと出会うことはありませんでした。
あの涙も、
あの悔しそうな横顔も、
震えながら「もう一回やります」と言った声も、
きっと知らずにいたと思います。
そう思うと、胸が熱くなります。
こうして人生のどこかで交わったご縁。
はっきり言えます。この出会いは、私の何にもかえられない」宝物です。
支え続けてこられたご保護者様へ
ご家庭では、きっと葛藤があったはずです。
勉強する気が全く感じられないため息。
「ダラダラしていることに対していらだち。
スマホばかり触っている子供に対する怒り。
ケンカして何も言わずに送り出す朝。
子供のためにと思ってやっていることが、子供に届かない。
でも、そのすべてが、今につながっています。
子供たちは失敗しながら何かを感じ取り大人になろうとしています。
私は、この受験生たちを心から誇りに思います。
そして、その背中を信じて支え続けてこられた保護者の皆さまを、
本当に、本当に誇りに思っています。
最後に
合否のその先にあるもの。
逃げずに戦ったという事実。
涙を流しても、また前を向いたという事実。
それがある限り、
この受験は、とても意味があるものだと思います。
確かに受験は合否がでます。
ただ、この子たちは、受験を通じて何かを感じ取っています。
この経験はまた、子供を大きくそして成長させます。
私も子供たちに負けれいられません。
今自分がやりたいことがちゃんとできているのか。
子供たちと真剣に向き合うことができているのか。
自問自答しながら本日も生徒とわちゃわちゃ授業をします。

