全国平均から見た登米市の学力(小4~中2)

登米市の学力は全国と比較してどうなの?

全体的な感想

全国と登米市を比較した学力。。。宮城県はよく低いって言われるけど。登米市はどうなのだろう?

結論からお話しすると、英語、数学はかなりピンチな状況です。ただ、全国平均を上回っている教科もあります。

英語、数学はやっぱりそうなんですね。。。なんとなくはわかっていたんですけど。。。

ではでは、具体的な数字で確認してみましょう。

この記事でわかること
  1. 登米市と全国平均との差
  2. 令和2年から令和4年までの成績の推移
  3. 英語、数学ができなくなるのは何年生から?

登米市と全国平均との差(令和2年度)

では、令和2年度から確認してみましょう。

登米市内では小学4年生、中学1年生が健闘

小学4年生の国語と算数に関しては全国平均を上回る結果となりました。

また注目すべき点としては中学1年生の成績が、全国平均と比べ全体的に上回っているというデータが出ました。

中学2年生は英語と数学が全国平均に届いまいません。むしろ、結構、差が開いています。

英語、数学は積み重ねの教科。そのため1年生で学習した内容を抑えていないと、一気に英語、数学は成績がさがるというこになります。

・・・ということは、ここにはデータはありませんが、中学3年生になったらもっとやばいことに。。。

想像しただけでも身震いしてきます。

中学3年生になってから取り返す。。。では、遅すぎるかもしれません。。。早めの対策が必要ですね。

登米市の小学4年生と中学1年生のその後はどのように変化したのか?

令和2年度の成績では、小学4年生と中学1年生の成績は全国平均に比べてかなり良い成績を収めていますした。

ではその後、彼ら彼女らはメキメキ成長して全国平均に圧倒的な差をつけ、登米市の存在感をアピールできたのか。

気になる翌年に実施された学力調査では、どのような結果になったのでしょうか?

それでは令和3年度の学力調査をご覧ください。

なかなかショッキングなデータになります。体調に不安を抱えている方は、万全の状況になってから次にお進みください。

登米市と全国平均との差(令和3年度)

成績が良かった小学4年生軍団は小学5年生に。中学1年生軍団は中学2年生になっています。

えっ、こんなに。。。やっぱり、全体的にさがっている。

登米市の小学4年生は5年生に。中学1年生は2年生に。

学年が上がりなかなか恐ろしいデータがでてきました。

引き続き成績を追ってみましょう。

昨年度(令和2年)と比較してみましょう。

令和2年国語社会数学理科英語
小学4+1.7-0.9+5.1-0.7
小学6+0.2-4.8+0.1-2.2
中学1+0.8+2.2-1.6+1.2-1.7
令和2年度
令和3年国語社会数学理科英語
小学5-2.5-8.5-3.3-3.9
中学1-1.5-1.9-12.6-2.6-8.9
中学2+1.3+1.8-6.5+1.4-8.3
令和3年度

登米市の生徒は中学校に入り英語、数学ができなくなる?

このデータから読み取れることは、中学校で学習する英語や数学が教科かなり苦手になるということです。

もちろんこのデータだけですべてを判断することはできません。

しかしながら貴重なデータとして英語、数学は中学校にはいると「成績が下がる」ということを頭に入れたほうが良いです。

特に全国平均と比較した場合。令和2年度あれだけ素晴らしい点数を取っていた小学6年生は中学校に入り、数学が一気に下がりました。-12.6という数字はかなりインパクトがあります。

英語に関しても-8.9というデータ。

あなたはこの数字をみて何を思うのだろうか。

登米市と全国平均との差(令和4年度)

令和3年国語社会数学理科英語
小学5-2.5-8.5-3.3-3.9
中学1-1.5-1.9-12.6-2.6-8.9
中学2+1.3+1.8-6.5+1.4-8.3
令和3年度
令和4年国語社会数学理科英語
小学6-3.1-11.7-10.6-5.5
中学2-3.1-0.5-9.2-3.9-8.2
令和4年度

小学4年生は小学6年生に。

令和2年度から生徒の成績を追いかけてきました。

この成績の変遷を見ていると、令和2年度に好成績を叩き出した小学4年生は小学6年生になります。

では成績を見てみましょう。

あれだけ成績優秀軍団が6年生になると社会がかなり苦手という結果。

さらに算数が、そして理科が、、、。すべての教科においてマイナスになってしまいました。

小学6年生は中学2年生に。

令和2年度小学6年生だった。生徒の皆さんは中学校2年生になりました。

ここで注目すべき点はやはり。数学と英語

数学は令和3年度より。改善されましたが、依然として全国平均と比較した場合、かなり差が開いてしまっています。

この数字を見て、あなたは何を考えるでしょうか?

登米市の小学生・中学生の全国平均からみた学力のまとめ

学年が上がるごとに成績は圧倒的に下がるということがデータとして読み取れました。

特に中学校に入ると英語数学が苦手になってしまい。成績がかなりさがってしまうことがこのデータから読み取れます。

英語数学は積み重ねの教科なので、一気に成績が上がることはありません。

もしかして小学校でできなかった内容までしっかり戻らなければいけないかもしれません。

登米市は学力が低いからと口で言うことは確かに簡単です。

しかしながら将来、大学に進学したいと思ったときに、小学校や中学校で学習した内容を押さえていないと、大学受験で、全く歯が立たなくなってきた生徒を何人も見てきました。

今後、中学校、小学校で学習する内容はさらに高度になります。あなた自身がこの数字を見て、どのように感じるかは自由です。

ただ、わかっていることは「学年が上がると学力が下がるという事実がある」ということです。さあ、あなたは?この数字を見て。何を思うのだろうか?