登米市の生徒の悩みはいつもシンプル
授業中生徒から、ふと、このような質問を受けました。
どうして大人はいつも勉強しろと言ってくるんですか。
確かに、大人は子供に対し「勉強しなさい」いいます。これは事実です。
子供から大人に「勉強しなさい」ということはほぼありません。
実際、私も子供の頃、両親から「毎日遊んでばかりいないで、たまには勉強しなさい」と言われたことが何度もあります。
このように子供に対して「勉強しなさい」と言ったとしても、「子供は勉強しない」ということを大人は知っていると思います。
それにもかかわらず、なぜこのようなことを言ってしまうのでしょうか。
子供の将来を考えているから
真っ先に思い浮かぶのは子供の将来を考えているから。
確かに一流大学に入り就職するのとそうじゃないのでは生涯賃金はかなり違ってきます。
大人は今どのような状況なのかを把握しているので、将来困らないために「勉強しなさい」といっていると考えられます。
大人は勉強しない?
子供の不満はまだまだ止まりません。
私たちは毎日朝から学校でずっと勉強して、さらに塾で勉強しているのにもかかわらずいるのに、どうして親は勉強しないんですか
このような質問も受けたことがあります。
家に帰ればお父さんは仕事で疲れたから。お母さんは家事が忙しいから。このようにして親が勉強している姿を見たことがないとその生徒は言っていました。
生徒は続けます。
これっておかしくないですか?大人になったら勉強する必要はないんですか?先生教えてくださいと言われました。
大人の学習時間はかなり少ないという事実
あるデータによると社会人のなかで勉強している人は5%だと言われているそうです。社会人の5%の人だけ、1ヵ月に1冊以上本を読んでいるそうです。
つまり、残り95%の人は1ヵ月に1冊も本を読んでいないことになります。
ここで注意して欲しいのは、本を読んだからといって、それが「えらい、すばらしい」と言っているわけではありません。
事実として、社会人の95%は本を読まないと言うことです。
この事実をうけて大人は何を思うのか。