中学校に進学すると、英語の授業についていけなくなる生徒が急増します。
ちなみにわが町登米市の現状はこちらで詳しくまとめています。
簡単にまとめると、英語と数学は小学校から中学校に入るにあたり、想像をはるかに超えるスピードで学力が下がってしまうことです。
これはかなり危機的状況です。
これは決して登米市だけの生徒で珍しいことではなく、むしろ多くの生徒が直面する現実です。
中学校では英語の授業が一気に本格化し、進度も速くなるため、小学校で英語の基礎が十分に身についていない生徒ほどつまずきやすくなります。
この記事では、
小学校英語と中学校英語の違いを踏まえ、学力が下がる原因とその対策について詳しく解説します。
登米市の生徒は中学英語で学力が下がる理由
1. 小学校英語の基礎不足
小学校英語は「英語に慣れること」や「楽しむこと」が目的のため、文法や単語の学習が十分でないことが多いです。
「英語の授業が楽しい」という感覚は身につくものの、基礎的な単語や文法が不十分なまま中学校に進むかなり生徒が多くいます。実際英語をどのように勉強していいかわからない生徒もかなり多いです。
そのため、中学英語の本格的な内容にすぐに対応できなくなります。
2. 中学校英語の急速な進度
中学校では、文法の基礎、リーディング、リスニング、英作文など、学ぶ内容が急激に増えます。
特に、文法の理解が浅いと授業内容が複雑に感じられます。さらに単語や表現の暗記量も一気に増えるため、英語が「難しい」と感じてしまう生徒が増加します。
3. 自学力の欠如
英語は反復練習が重要な科目ですが、学校や塾の授業だけでは十分な時間が取れません。そのため、家庭での予習・復習が欠かせませんが、勉強習慣が身についていない生徒は遅れを取ることが多いです。
4. スマホやゲームの影響
スマホやゲームに多くの時間を費やし、勉強時間が不足する生徒も増えています。英語学習は「少しずつの積み重ね」が重要ですが、後回しにすることで学力の差がどんどん広がっていきます。
小学校英語と中学校英語の違い
小学校英語では、簡単な単語や日常会話表現を中心に学びます。
目的は英語に親しむことがメインで、定期テストのような評価もほとんどありません。一方、中学校英語では文法を学び、長文読解やリスニング、英作文といった実践的なスキルが求められるようになります。
評価も定期テストや入試といった形で数値化されるため、学習成果が直接的に問われるようになります。この違いを理解せずに中学校に進むと、つまずく可能性が高くなります。
中学校英語でつまづかないために、今からできる準備と学習法
中学英語でつまずかないためには、小学校のうちにしっかりと基礎を固めておくことが重要です。
ロックブックゼミの生徒は以下の学習を小学6年生からはじめています。参考としてロックブックゼミが実践している内容を以下にまとめます。
ぜひ中学校に入る前にご家庭で以下の内容を意識して学習してください。
1. 小学校英語の基礎固め
まずは大きく分けて小学英単語、文法の総復習を行うようにしましょう。
基礎単語の暗記
小学校で学ぶ基本的な単語をしっかり覚えましょう。単語帳やアプリを活用すると、効率よく学習できます。
文法の復習
小学校で習った文法をもう一度確認しましょう。書店で販売されている中学準備用の問題集を使えば、簡単に復習できます。
2. 書店の問題集を活用する
中学準備用の英語の問題集を1冊購入し、毎日少しずつ取り組むだけで十分です。ポイントは「毎日コツコツ続けること」。1日10分でも良いので、無理なく取り組める量を設定しましょう。
※具体的にどの参考書を購入すればいいかお悩みの方は公式LINEよりご相談ください。
3. 自学力を育てる
家庭での学習時間を確保し、自分で計画的に進める習慣をつけましょう。
宿題を丁寧に仕上げるだけでも、基礎学力の定着につながります。また、小学生の年代は保護者の管理が必用になる年代です。
保護者が進捗を見守り、励ましてあげることで、学習意欲を高めることができます。
4. 学習環境を整える
スマホやゲームは勉強時間を奪う大きな要因です。学習中は手の届かない場所に置き、集中できる環境を作りましょう。
まとめ:小学6年生の今からの準備が中学英語の成功を決める
大切なのでもう一度お伝えします。
中学校で英語の授業についていけるかどうかは、小学校のうちにどれだけ基礎を固めているかで決まります。
特別なことをする必要はありませんが、単語の暗記や文法の復習を今から始めることで、中学英語のスタートダッシュが切れます。
保護者が適切にサポートしながら、生徒が自発的に学べる環境を整えることが重要です。
少しずつ準備を進め、中学校生活を自信を持って迎えましょう。それが未来の成功につながる第一歩です。