加賀野公園でボールを蹴り、家で自主練の毎日
彼はサッカーが大好き。
将来の夢はサッカー日本代表のユニフォームをきて世界と戦うことです。
そしてワールドカップ優勝。
加賀野小学校に通う時もボールを持っていく?
学校に行く際もリフティングをして学校に行こうとします。
ただ、さすがにこれにはお母さんが止めに入ります。
「あんた、何やっているの?さすがに学校はやめて、そしてあんたは学校に何しにいっているの?」
「え~、そんなの決まってんじゃん、サッカーじゃん」
彼の頭の中はサッカー。
確かに、一つのことにのめりこむことは悪いことではありません。
ただ、ここでとある問題が。。。
サッカーは上達してきたものの学校の成績は右肩下がり。
困り果てたお母さんはさすがに
「・・・あんた少しは勉強したら。」
「いや~俺プロになるから別に勉強は大丈夫だよ」
加賀野小学校のA君の未来をかえた出会い
その後、彼はレベルをさらに上げるためクラブチームの練習に参加することになりました。
かなりここはレベルが高く、苦戦していました。
そんなある日、そのクラブチームに一人の同年代の男の子が入ってきます。
彼はアメリカ人。日本語をほとんど話すことができません。
彼の父の仕事の関係で1週間だけ日本にいるとのことでした。
不思議なもので会話ができない2人でしたが、サッカーを通じて2人はとても仲良くなりました。
ただ、A君はどうにかして自分の気持ちを彼に表現したい。そんな思いからA君は家に帰ってきてから英語を一生懸命に勉強しました。
もちろん小学校では本格的に英語は習いません。A君の英語力は簡単な日常の単語をしっているくらいです。
ただA君は一生懸命に勉強しました。覚えたフレーズで何度も話しかけました。英語で話しかけられてアメリカ人の彼も本当にうれしそうでした。
1週間という期間はあっという間に過ぎました。いよいよ彼はアメリカに帰らなければいけなくなりません。
そして別れの際にA君は彼の眼をしっかり見つめて、
「see you again someday(またいつか会おう)」
1週間の彼の貴重な体験は終わりました。
加賀野小学校のA君は一気に覚醒します
それからA君は見違えるように変わりました。
サッカーだけではなく、勉強にも一生懸命に取り組むようになりました。
特に英語には力を入れ頑張っています。
彼の夢は「海外で活躍するプロサッカー選手」。
A君は今回の経験で「海外で活躍するなら英語は必要」ということを彼は学びました。
「もし英語を勉強しなければ、海外の選手とコミュニケーションをうまくとることができない。だから俺は英語を勉強する!!」
お母さんもA君の変わりようにはビックリしていました。
子供は出会いで変わり、成長します。
子供は偶然な出会いやきっかけで一気に変わります。
その変わるスピードは大人が想像している以上に一気に変わります。
この変わりゆく子供の顔はとてもキラキラしています。
もちろんお母さんもその様子を見ていて、とても誇らしかった。のではなかったでしょうか?
次にキラキラ輝く顔を見せるのはあなたかもしれない。